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あなたのファンデの色選び、ホントにそれでOK?

みなさん、ファンデーションは肌をきれいに見せるために塗るものですよね? 今お使いのファンデは理想的な肌に仕上っていますか?

 

ファンデーション選びの条件というと、シミが隠れるカバー力と、素肌感と透明感と艶感。崩れにくいけど肌は潤う……なんて日本女性はファンデの機能に対して欲張りです。その結果、妥当な線(よくいえばバランスの良い)で製品を選んでいる感は否めません。ただし、ベースメイクの質自体が目覚ましく良くなっているので、妥当で十分きれいに仕上がるのですが。

機能を求めるわりに、色に関してはどうでしょう。色番の中から自分の肌色に近い色を選ぶというくらいで、「肌をきれいに見せる色」にこだわる人は意外に少ないのではないでしょうか。でも私は、色選びが一番大切だと思っているんです。

あなたの肌をきれいに見せる色は何色?

ファンデの色選びは自分の肌と同じ色、というのが通説ですね。そうでないと首と顔の色が違って顔だけが白く浮いて不自然だから。写真を撮ると、顔だけ真っ白という笑い話は今でもあること。私も昔は自分の肌色に合わせて選んでいましたし、実際、店頭に行くと肌色に近い色を勧められます。

でもあるとき「本当にそれでイイの?」と疑問がわいたのです。もっというと、「自分の肌色に近い色なんて、意味ないじゃん!」とまで思ってしまったのです。なぜなら年々黄ぐすみが強く、暗いトーンになっている今の素肌の色が気に入っていないから。

もちろん自分の肌色に近い色を選んでも、くすみが取れ、キメが整い、透明感が加わり、そこそこきれいに仕上がります。でも、素肌に合わせている限り、限界はあるし、どうせならもっと上を目指したいじゃないですか。せっかくベースメイクをするのなら、「私がなりたい色白肌に仕上げてくれないと嫌だ!」と思ったわけです。

肌色をきれいに見せる方法はズバリ、コレ!

ではどうするか。
単純にファンデーションの色を自分が目指したい色にするだけでもいいのですが、それでは顔だけ白くなるので、

● 顔の中央をメインに塗り、フェイスラインは薄くする
● フェイスラインを自分の肌色に近い色にして2色塗りでグラデにする

という方法があります。

でも私が選んだ方法は、肌色補正効果のあるベースを使うことでした。私の現在の素肌に合うファンデの色は、標準色より一段暗め(10年前は標準色と同じか一段明るい色でした)。でも、私がなりたい肌色はピンク味を帯びた透明感のある色白肌なのです。ですから、保湿をたっぷりしたあと(これが実はかなりのポイント)、ピンクベージュ色のコントロールカラーかCCクリームを適量、理想の肌色に近づく量を肌全体にのばします。

CCクリームのCはコントロールカラーの意味で、どちらも肌色補正効果が高く、色の相殺作用でくすみや赤みが抑えられるので、沢山の量は必要ありません。

カバー力のあるピンクベージュを顔に伸ばすと、最初は「しろっ!(白)!!」とびっくりしますが、その前に保湿ができていれば大丈夫。薄く均一にのび、肌とベースに一体感が生まれ、なじませているうちにあら不思議。もともと色白の人のような素肌感に仕上がるのです。あとは目の周りやシミをコンシーラーでカバーして、フェイスパウダーで軽く押さえて完成です。

ちなみに、コントロールカラーやCCクリームは「化粧下地」と表示されているため、下地のあとに必ずファンデを塗らないといけないと思いがちですが、色付きの下地で肌がきれいに仕上がったら、それで終了でいいんです。

なりたい肌色になろうと思ったワケ

実はこの想いに至ったのには、抗がん剤で肌がくすんだ私自身の経験があったから。顔色が悪いと疲れて見えるのでファンデを使ったところ、くすみはカバーできますが、元気ハツラツのところまではいかない。

ところがピンクベージュのコントロールカラーを使うと、黄ぐすみの強い肌が元気ハツラツの肌色にがらりと変わったのです。「肌色にファンデを合わせる必要はなかったんだ」と目から鱗の想いでした。

一方で、治療を続けていくと肌色がドス黒くなるのですが、ピンクベージュでは肌色が白グレーに転び、不自然になります。こういうときは、くすみ色の好敵手、オレンジ系のコントロールカラーを使うと、自然にカバーできます。

現在、がん患者さん対象のメイクセミナーでも、ピンクベージュやオレンジベージュのCCクリームをよく使いますが、最初は「え? この色を使うの?」とびっくりされます。でも、実際に肌色チェンジ効果を目の当たりにすると笑顔とともに心もハツラツとしてくる。「肌は心の鏡」は、本当だなといつも思います。

みなさん、素肌の色にファンデの色を合わせるという発想はもう捨てましょう。最近は肌色補正効果が高いBBクリームや多機能ファンデがたくさん登場しているので、理想の肌に仕上がるベースメイクがきっと見つかるはず。
そうすればあなたの印象がガラリと変わり、気もちも変わり、人生まで変わるかもですよ。

山崎 多賀子

この記事を書いた人

山崎 多賀子

美容ジャーナリスト
1960年生まれ会社員、出版社へ転職し女性誌の編集者を経てフリーに。2005年に乳がんが発覚し、闘病中には自らの体験記や医療者などへ取材した記事を女性誌「STORY」(光文社)で連載、著書「キレイに治す乳がん宣言!」を上梓。現在「がんサポート」(エビデンス社)誌にて「いきいきキレイ塾」を連載中。医療系雑誌や乳がんムック誌など、がん関係の取材、執筆も多く手がける。 また、がん患者が闘病中も美しくいることの大切さをテーマに、聖路加国際病院で患者サポートプログラム「ビューティリング」にて月に一度、メイクセミナーの講師を担当するほか、全国各地で講演や患者さん対象のメイクセミナーを行っている。乳がん仲間とNPO法人女性医療ネットワークにて、女性の乳房の健康を応援する会「マンマチアー委員会」を立ち上げ、銀座にて毎月セミナーを開催。

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