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タバコが老け顔をつくる4つの原因とは。吸わない人にも悪影響あり!?

1.お悩み

乾燥ジワよりはるかに怖い、タバコによるシワや美容への悪影響

いくら紫外線対策を念入りにしていても、どんなに高価な美容液で手入れをしていても、10年後、20年後は確実にぐっと顔が老け込む……。それが、「スモーカーズフェイス(タバコ顔)」です。

 

タバコの煙は、健康を害するだけでなく美容にも悪影響であることが医学的に明らかになってきました。加齢以外の皮膚の老化原因で〝タバコの害は紫外線に次ぐ〟といわれるほどです。

 

タバコの煙に注意!タバコをすわない人にも、肌トラブルの影響が!?

タバコを吸わない人でも、受動喫煙といって周りの喫煙者から煙をもらってしまうことがあるので無関心ではいられません。

「乾燥や歳のせいよね」と思っていたそのシワ、実はタバコの煙が影響しているかもしれません!

 

 

2.注目ポイント

タバコの煙は確実に〝見た目老化〟を促進する!

アメリカオハイオ州で、双子で喫煙者と非喫煙者の検証が行われました。写真を比較してみたところ、双子のうち喫煙した方が明らかにシワが目立ち、かつ長期喫煙者の方がより老けて見えることがわかりました。
ほかの調査でも、喫煙者の肌トラブルとして、シワをはじめシミ、くすみ、ニキビが治りにくいなどの声が挙っているという報告が。

 

◎スモーカーズフェイスの特徴

・ 上まぶたが下がる 下まぶた(目袋)のたるみ

・ 目の下のくま 深いほうれい線 上唇のシワ あごのたるみ

・ まぶたの色素沈着 血色の悪さが目立つ

・ やつれて病的に見える 歯肉が黒ずんでいる

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↑左右は双子の姉妹。右は喫煙習慣がなく、左は喫煙習慣が。左の女性のほうが、肌のハリがなくたるみ、シワも深い。

出典:PRS Facial Changes Caused by Smoking A Comparison between Smoking and Nonsmoking Identical Twins

 

ではタバコの何が皮膚に影響を与えるのでしょう。

 

1 ニコチン

タバコを吸うと

・ 血管が収縮

・ 一酸化酸素が発生するため、肌細胞へ必要な酸素が不足

・ 皮膚の温度や代謝も低下

・ 女性ホルモン低下

このような影響で、タバコをすっている人は肌に必要な「うるおい」「ハリ」「透明感」の低下、さらに「血行の悪い顔色」になるのです。

 

2 活性酸素

タバコの成分が皮膚内(真皮層)に侵入すると、老化の元凶物質「活性酸素」が発生。皮膚の真皮層にありハリやツヤの元になるコラーゲンやエラスチンの産生力が低下したり、皮膚の結合組織の破壊が起こります。

→深いシワが刻まれてしまう。

 

3 活性酸素を除去するのにビタミンCが大量に消費される

タバコ1本につきレモン1個分のビタミンCが必要に。老化を防ぐ抗酸化作用を持ち、コラーゲンの産生にも関わるビタミンCが不足してしまいます。

→シミ、シワが増加、傷が治りにくくなるなどの悪影響が。

 

4 タール(ヤニ)

ニコチンや発がん物質を含有。

→肌の黒ずみ、歯の黄ばみ、口臭などを引き起こします。

 

 

3.エイジングとの関係は?

タバコは見た目の老化を驚くほど加速させる!

加齢、乾燥、お手入れ不足なども皮膚の老化を促進し、シワや肌荒れの原因になりますが、タバコの害はそれ以上。長期間にわたりタバコを吸い続けていると、深いシワが増え、ほうれい線が刻まれ、顔色がどんよりくすむようになります。双子の研究では、顔を見ただけでどちらが喫煙者かわかるほど。タバコは〝見た目年齢〟に直結、美容の大敵であることは間違いありません。

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4.対策

タバコを吸っている人は、ビタミンCを人より多めに摂ったり、スキンケアを丁寧にすればどうにかなると思いがちですが、でも、それは残念ながら一瞬のフォローにしかなりません。喫煙者にとってはつらい選択ですが、肌老化を食い止めるためにも、今年は「禁煙」を考えてみましょう。

また、吸わない人も他人ごとではありません。「副流煙」の影響は想像以上に大きいので対策を考えましょう。

 

対策1 ダラダラ禁煙よりも“キッパリ禁煙”のほうが効果的

徐々に本数を減らしていこうとか、来月から禁煙しようと思うとなかなか辞められません。禁煙は思い立ったら実行あるのみ。

禁煙外来を受診し専門家を頼るのも一案です。

 

対策2 副流煙を避ける

喫煙時にタバコやフィルターを通して吸い込む煙を「主流煙」、タバコの点火部から立ち上る煙を「副流煙」といいます。実は、タバコに含まれる各種有害物質が発生する量は、主流煙より副流煙のほうが多いことがわかっています。「低ニコチン」「低タール」タバコでは、フィルターの状態によって、主流煙よりも副流煙の発生量が多くなることも。

 

受動喫煙で煙を吸ってしまうこともあるため、家族やパートナーが喫煙者の場合は、禁煙を勧めたり、吸う場所を考えてもらいましょう。

また、居酒屋やバーなどお酒の席では、受動喫煙の機会が増えます。ちなみに、大量の飲酒はアルコールを代謝するときに肌に必要なビタミンB群が大量に消費されるので、美容に悪影響が。肌を大事にしたいなら、レストランや酒場では禁煙席をオーダーし、飲酒はほどほどにしたいですね。

 

 

佐野 仁美

この記事の監修

佐野 仁美(さの ひとみ)

日本医科大学 形成外科 講師
形成外科専門医。臓器・組織・生命活動が、物理的環境により制御されている事に着目したメカノバイオロジー研究に従事。創傷治癒や爪変形性疾患を専門としている。

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