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目が乾燥するようになった

1.症状

目が乾燥するようになった、目がショボショボ・ゴロゴロするようになった、瞬きが多くなった、といった症状は、涙の成分が変わってきているサインかもしれません。多くの高齢者がドライアイの症状を持っていると言われています。

2. 原因

涙の組成が変わる!?

「涙」と聞くと感動した時や悲しい時に流すイメージをしてしまいますが、実は、涙は私たちの眼を乾燥から守る上で、非常に大切な働きをしています。

涙は、水分やムチンなどの粘液質、皮脂といった成分から構成されていますが、眼の潤いを保つ上で特に重要なのは皮脂です。水分だけでは、涙はすぐに蒸発して眼が乾いてしまうため、蒸発せずに眼を乾燥から守ってくれる皮脂が必要になるのです。

この皮脂は、瞼のふち(裏側)にある、マイボーム腺という部位から分泌されます。しかし、歳をとって、マイボーム腺が油分を押し出す力が弱くなったり、詰まりやすくなったりすると、皮脂がうまく分泌されなくなり、眼が乾きやすくなってしまうのです。また、加齢により涙の分泌量が低下することも大きな原因のひとつです。

 

 

3.放っておくと…

乾いた眼は細菌やウイルスに狙われる!

眼の乾燥が進むと、乾燥した角膜の表面に傷ができやすくなったり、細菌やウイルスに感染して炎症を起こす「角膜炎」になりやすくなったりします。

 

4.対策

加湿と保温が効果的

目の疲れやドライアイの改善には、目を温めたり保湿したりといった対策が効果的です。エアコンを使うなら、室内の加湿にも気を配り、なるべく乾燥しにくい状態をつくりましょう。ドライアイで眼の疲れを感じる時は、ホットタオルを目の上にのせ、加湿しながら目を休ませてあげることもオススメです。涙の量が増えるだけでなく、ピント調節能力の回復も期待できます。

パソコンやケータイ、ゲームなどの長時間の使用は、ドライアイを進行させる可能性があるので、極力控えましょう。どうしても使用しなければならない時は、意識的な瞬きと休憩を忘れないようにして下さい。

 

 

井上 肇

この記事の監修

井上 肇(いのうえ はじめ)

聖マリアンナ医科大学 特任教授
星薬科大学薬学部卒、同大学院薬学研究科修了。聖マリアンナ医科大学・形成外科学教室内幹細胞再生医学(アンファー寄附)講座 特任教授及び講座代表。幹細胞を用いた再生医療研究、毛髪再生研究、食育からの生活習慣病の予防医学的研究、アンチエイジング研究を展開している。

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