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「これってシミ!?」頬に茶色の斑点をみつけたら

1.症状

鏡を見て、昔はなかったはずのほくろを見つけた。汚れだと思ってこすってみてもとれない。そんな経験、ありませんか?それは、お肌の奥で作られたメラニンが、肌表面に沈着してシミになってしまったもの。

老人性色素斑かも?

ひとえにシミといっても、肝斑、老人性色素斑、脂漏性角化症、炎症後の色素沈着など、様々な種類があります。シミが左右非対称にぽつぽつと現れ始めている、表面が軽く盛り上がっている、という場合は、老人性色素斑かも。

 

2.原因

シミの最大の原因は紫外線!

老人性色素斑の主な原因は紫外線と考えられています。私たちがふだん浴びている紫外線にはUV-A波UV-B波という2種類の光線があり、肌はそれぞれ違った反応を起こします。

UV-B波を浴びると、数時間後に皮膚が赤くなる、ヒリヒリとした痛みがでる、水ぶくれができるなど、火傷をしたような状態になり、赤みのひき始める2~3日後からメラニンが作られ始めます。

一方、UV-A波は、UV-B波を浴びた時の様に赤く炎症を起こすことはなく、紫外線を浴びた直後からメラニンを産生し始めます。そして、すでにできているシミをさらに濃くする働きもします。ちなみに、日焼けサロンで使われる紫外線はこのUV-A波です。

 

老化した皮膚が紫外線を浴びると色素が残ってしまう

私たちの肌は、直射日光を浴びると細胞を紫外線から守ろうとして、褐色のメラニンを作り出します。若いうちは活発な新陳代謝によって次々と新しい皮膚に生まれかわりますが、年をとると皮膚も老化して皮膚の代謝が悪くなるため、色素が皮膚に溜まり、しみが目立ちやすくなります。

 

3.放っておくと…

見た目年齢10歳増!?シミだらけの老け顔

何のしみ対策もせずに放っておくと、できてしまったしみはどんどん色が濃くなり、範囲が広がり、さらに新しいしみも増えていきます。シミのあるお肌では、実年齢以上に老けた印象になってしまいます。

 

4.対策

日焼け止めはどう選ぶ?

日焼け止めを選ぶ時には、日焼け止めの紫外線バリア効果を示す、SPFとPAという数値をチェックしましょう。

SPF は、UV-B波が皮膚を赤くするまでの時間をどれだけ遅らせることができるかを示します。日に当たって15分で肌が赤くなる人がSPF20の日焼け止めを塗ると、15分×20倍=300分=5時間後まで赤くなるのを遅らせることができるということです。

PAは、UV-A波に当たった肌が黒くなるのを、どれだけ防げるかを示します。PA+は、防止効果あり、PA++は、かなり防止効果あり、PA+++は非常に高い防止効果ありと、+の数が多いほど肌が黒くなるのを防ぐ効果が高くなります。

SPFもPAも高ければいいかというと、そうではありません。数値が大きければ肌への負担も大きくなります。近所に買い物に行く程度の日常生活ではSPF10~30、PA+~++で十分です。レジャーやスポーツなどで長時間強い紫外線に当たる時は、SPF50、PA+++という日焼け止め効果が一番強い物を選ぶようにしましょう。さらに、ウォータープルーフ効果があれば完璧です。

 

シミに効く薬ってあるの?

できてから時間がたってしまったしみは、ハイドロキノンやレチノイン酸などの外用薬で改善することが可能です。また、レーザー治療等の治療も日々進化していますから、気になるようでしたら一度専門医に相談してみてください。

 

 

脇坂 長興

この記事の監修

脇坂 長興(わきさか ながおき)

医学博士、日本形成外科学会専門医、麻酔科標榜医、医療法人翠奏会脇坂クリニック大阪院長
聖マリアンナ医科大学卒業。同大学形成外科でskin rejuvenationを研究。医学的方法論よりも患者様自身にとって一番良い治療を提供することが形成外科医の使命であると考えている。

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