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背中のぜい肉がたるんできた

1.症状

背中のたるみやぜい肉は、やせている人や男性も要注意!

薄着の季節になると、背中のたるみや、ブラジャーのサイドベルトの上にはみ出したぜい肉が気になるという女性も多いのではないでしょうか。背中がたるんでいたり、ぜい肉があったりすると、どんな洋服もかっこよく着こなせません。また、周囲の人に実年齢よりもずっと老けた印象を与えてしまいます。

「私は太っていないから大丈夫」と油断は禁物です。標準体重の人や痩せている人、そして男性も背中のたるみやぜい肉とは無関係ではありません。

・背中で手と手をつなげない

・背中側で両手を組んだとき、腕が腰骨よりも上に上がらない

・背骨の部分が凹んでいない

・姿勢が悪い

・デスクワークの時間が長い

・運動する機会が少ない

上記に1つでも当てはまる人は、背中のたるみやぜい肉の予備軍と考えて。

 

2.原因

筋肉の衰えと柔軟性の低下が背中のたるみを招く!

背中のたるみやぜい肉の原因は、おもに2つあります。

1つ目は、背中の筋肉の衰えです。背中には「僧帽筋(そうぼうきん)」「脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)」「広背筋(こうはいきん)」「大円筋(だいえんきん)」などの多くの筋肉がありますが、これらの筋肉が衰えると皮膚の底上げができず、皮膚がたるんできてしまいます。

また、筋肉が衰えれば脂肪もつきやすくなるため、ぜい肉も増えてしまうのです。

2つ目は柔軟性の低下です。肩甲骨や肩の柔軟性が落ちてしまうと、血行も悪くなり代謝がダウン。その結果、脂肪がつきやすくなります。

デスクワークや家事などで前屈みの姿勢で過ごす時間が長い人や姿勢が悪い人、運動不足の人は、背中の筋肉を動かす機会があまりありません。こうした状態が続けば当然、背中の筋肉は衰え、柔軟性は低下します。つまり、背中のたるみやぜい肉は、現代人であれば誰にでも起こる可能性があるというわけです。

 

3.放っておくと・・・

肩こりや腰痛のほか、ぽっこりお腹になる可能性も

背中のたるみやぜい肉を放っておくと、筋肉量・柔軟性が落ちて代謝も下がる一方。脂肪がつきやすい状態になって、最初は控えめだったたるみやぜい肉の増加はどんどん進んでいってしまいます。すると、どうなるか。見た目年齢が大幅に上がってしまうだけでなく、正しい姿勢をキープするのも難しくなってしまいます。

肩がいつも丸まっていたり、骨盤が前や後ろに傾いていたり・・・・・・。悪い姿勢が習慣になると、お腹まわりもたるんできますし、肩こりや腰痛などのトラブルの原因にもなります。

背中のたるみやぜい肉は、体の老化のサイン。気がついたらすぐにケアするようにしたいものです。

 

4.対策

背中美人のカギは、正しい姿勢と肩甲骨まわりのエクササイズ

背中のたるみやぜい肉を防ぐにはまず、正しい姿勢を意識することが大切です。正しい姿勢とは、横から見たときに耳、肩先、腰が一直線になる状態のこと。日頃からキープすれば、背中の筋肉の衰えを防げます。

あわせて、下記の「はばたきエクササイズ」で肩甲骨を中心とした背中の筋肉を動かしましょう。毎日取り組めば背中美人になれるはず。肩こり予防効果も期待できます。

「はばたきエクササイズ」

1.手をかるく握り、腰に当てます。

2.羽をはばたかせるイメージで、ひじを前後に動かします(左図)

トータル一日3分程度のエクササイズでも、肩周りが軽くなりスッキリしてくることを実感できるはず!

 

 

 

 

 

中村 格子

中村 格子(なかむら かくこ)

整形外科医師 医学博士・スポーツドクター 国立スポーツ科学センターメディカルセンター研究員 横浜市立大学整形外科客員教授 「健康であることは美しい」をモットーに指導するエクササイズが人気を博し、テレビ、雑誌などで幅広く活躍。2012年にベストセラーとなった『実はスゴイ! 大人のラジオ体操』のほか『整形外科医がずっと教えたかった 医者いらずの体の整え方』(ともに講談社)など著書多数。

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