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1.症状

急に怠け者になってきた

朝から気分がスッキリせずなんとなくやる気がでない。気持ちが沈んだり、怒りっぽくなったりする。今までできたことに対しても意欲がわかない、自分が急に怠け者になったように感じるが改善する気力もわかない等、病気等の原因がないのに毎日何となくだるいといった症状が続いている人は、男性ホルモンが減少し始め、男性更年期障害がはじまっているのかもしれません。

 

更年期の兆候は朝勃ちがバロメーター

今までほとんど毎日朝勃ちしていたのに最近朝勃ちが少ない。これは男性更年期の初期症状です。朝勃ちは男性の元気度を表すバロメーターです。

朝の勃起がないと男性は徐々に活力が落ちてきて、元気がなくなってくる傾向が あるようです。まさにそれが男性更年期の兆候なのです。

 

おなかがポッコリ出てきた

最近の研究で、男性ホルモンが低下すると内臓脂肪がつきやすくなる、という報告があります。

いつもと同じ食事量なのに最近お腹が出てきたという現象が起こっている場合、男性ホルモンが低下している可能性があります。検診でメタボリック症候群と診断されたら要注意。

 

2.原因

男らしさが仇になる

女性の専売特許のイメージが強い更年期障害ですが、実は男性にも更年期障害はあります。更年期障害は、ホルモンバランスの崩れが最大の原因とされますが、年をとれば男性もホルモン分泌が低下します。

男性更年期障害の原因は、男性ホルモンの「テストステロン」の減少です。テストステロンの減少は一般的に30歳ごろからはじまり、年々少しずつ減少します。女性ホルモンのエストロゲンほど急激に減少しないので、更年期障害だと気付かないままストレスを溜め込む等、状態が悪化していくことが多いようです。もともとテストステロンが多い男性は活発で上昇志向が高い人が多いため、テストステロンの減少が始まり、これまでのように活発な自分でいられなくなると敏感に反応して更年期障害が重くなるケースが多いようです。

 

3.放っておくと…

更年期が悪化するとうつ病に

この症状を発症しやすい年齢は、男性では仕事で活躍をする時期です。
その一方で、会社では中堅の立場として、上からのプレッシャーと下からの突き上げで精神的なタフさが必要とされます。そんな中、日常生活でストレスを解消できず自分の中にため込んでしまうと、男性ホルモンはどんどん低下していってしまいます。

男性ホルモンが低下すると不安や苛立ちを感じる事が多くなり、集中力や忍耐力を損なっていきます。さらに、夜眠れない、食欲が低下する、やる気が湧かない、何事にも興味がなくなる、希望が湧かない等、気分の落ち込みが激しくなり、その状態が長引くと「うつ病」になってしまうことも。

 

4.対策

男性ホルモンの低下による種々の症状を軽減するには、有酸素運動や筋トレを行うのが良いとされています。特に、太ももの筋肉のような筋肉量の多い部位を重点的に鍛えるとテストステロンが分泌され、症状が緩和してきます。
症状が重い場合は男性更年期外来に足を運んでみましょう。注射やゲルなどでテストステロンを投与してもらえます。この様な治療では、今まで原因が分からず内科や精神科など色々な病院を転々としながら苦しんでいた人が、テストステロンを投与した瞬間に良くなった、というケースもあるようです。

 

 

 

久末 伸一

久末 伸一(ひさすえ しんいち)

メンズヘルスクリニック東京(旧城西クリニック) メンズヘルス外来担当医、順天堂大学医学部泌尿器科学講座准教授
日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本性機能学会専門医・評議員、日本Men’s Health医学会評議員等。 1995年札幌医科大学医学部卒業、同泌尿器科医局入局。Massachusetts大学博士研究員、 神経内分泌センター博士研究員、札幌医科大学付属病院助教、帝京大学医学部泌尿器科講師などを経て現在に至る。

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