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女にはわかりにくい男ゴコロ! 理解し合うための3ステップ

1.お悩み

「仕事と私とどっちが大切?」と言ってしまう前に、知っておくべきことって?

「仕事が忙しい、休めない」という男性と、彼(パートナー)といつも一緒にいたい女性。つき合い始めは盛り上がっていたのに、いつしか気持ちが大きくすれ違い……。「なんで男性はこうなの!」と女性をキレさせてしまうのは、なぜなのでしょう。彼が仕事熱心なのは、「もしかして自分に魅力がないせいかも」と悩み落ち込む女性も多いようですが、はたしてそれは本当にそうなのでしょうか……?

2.注目ポイント

 

「仕事優先!」は、男性ホルモンが指令を出していた!?

男性の心理・行動を理解するには、男性ホルモン(テストステロン)の働きを知るのが近道です。前回(前回の記事はこちら)、テストステロンは、男性にとってエンジンオイルのようなものと紹介しましたが、ここで注目すべきは、テストステロンが、「男を仕事に向かわせるホルモン」であるということ。まずは、テストステロン値が高い男性の特徴を見ていきましょう。

 

【テストステロンが多い男性ってこんなタイプ】

 

□ 冒険心があり、知的好奇心が旺盛

□ 目標のため、コツコツ努力する

□ 出世欲があり仕事に熱意がある

□ 闘争心が強い、縄張りを主張する

□ 弱い物や仲間を助けようという気持ちが強い「ヒーロータイプ」

□ 公平・公正意識が高い(ウソをつかない)

□ 社会性がありすぎて、家庭やプライベートを顧みない一面も……

□ 身体的には生活習慣病やうつ病、EDになるリスクが低い

 

男性ホルモンの専門家によれば、上記のような特性が明らかになってきています。

簡単にいうと、テストステロンは、外に向きに、広く社会のために働く特徴があります。ですから、身近な家庭の細々としたことやパートナーとの時間よりも「仕事優先!」になってしまうわけです。カレの男ゴコロの根底には、テストステロンが作用していたのだ、と理解すると、苛立ちや悩みも半減できるかもしれませんね。

 

でも、このテストステロンは男性だけに限定されるホルモンではありません。実は女性にも分泌されています。第一線でバリバリ働いている女性は、テストステロン値が高い傾向にあるといわれています。

 

 

3.エイジングとの関係は?

男女ともにホルモンの低下は、動脈硬化など血管の病気のリスクを高めることも!

〝人は血管とともに老いる〟とよく言いますが、その影に性ホルモンの影響があることをご存知でしょうか。女性の場合はエストロゲン、男性の場合はテストステロンが影響し、それぞれ血管保護作用があることがわかっています。男性のテストステロン低下は、一般に40代前後からはじまり、動脈硬化など血管の病気のリスクを高める可能性があります。また、テストステロンは、ストレスが多いと低下してしまいます。

※女性は閉経後(平均閉経年齢51歳)エストロゲンが激減します

 

 

4.対策

女性には身勝手に思ってしまう男性の「仕事重視」の気質は、男性ホルモンが一端をになっていることがわかったと思います。では、そんな男性とどう向き合っていくべきなのでしょうか? 3ステップで考えてみましょう。

 

STEP1 お互いのホルモンの違いを理解する

男性と女性がぶつかり合ってしまう原因は、仕事重視のテストステロンのせいばかりではありません。

女性は、男性のテストステロンと特性が大きく異なる「オキシトシン」というホルモンと深い関わりを持っています。このオキシトシンは、別名「愛情ホルモン」とも呼ばれ、女性ホルモンのエストロゲンの値が上昇すると、脳の下垂体から分泌されます。排卵日や性行為、出産、授乳時などや子供や恋人、ペットなどに接しているときにも分泌されると言われています。テストステロンが社会という広い対象に向かうのに対して、このオキシトシンは、接している身近な人間に対して密接な愛情を注ぐホルモンなのです。テストステロンが好奇心や冒険心だったとすると、オキシトシンは気持ちを安定させ、人との信頼感を深めるホルモンなのです。

真逆とまではいえませんが、男女で深く作用するホルモンはこんなにも違うのです。自分との違いをまずは女性が理解することが必要なのです。

 

STEP2 彼に文句をいう前に、彼にも違いを教えてあげる

仕事を優先するパートナーに「どうしてわかってくれないの!」と女性はよくキレますが、わざと仕事を優先しているわけではない男性にとっては大きなストレスになります。

しかも、このストレス、男性のテストステロンの分泌を低下させてしまうのです。強いストレスがかかると体温や臓器の働きなど体のさまざまな部分に指令を出す自律神経のバランスが乱れ、テストステロンの分泌に関わる精巣にも悪影響が出るわけです。

テストステロン値が下がると、男性でも更年期のような不調やうつ状態になることも。また、ED(勃起不全)やセックスレスなどになる可能性もあります。

こちらにも関連記事がアップされているのでぜひチェックを!

パートナーとの関係をよりよく保つなら、キレるよりもまずは、STEP1のしくみを彼にも伝えて、「女性は愛情を重視する生き物」と理解してもらうことが大事ですね。

 

STEP3 スポーツ観戦やゲームなど白熱系デートを

テストステロンは、午前中が高く夕方から低くなるという日内変動があるので、デートをするなら遅めの設定だとやる気がなくなってしまうかもしれないので、早めの設定を。

仕事よりも優先してもらうなら、スポーツ観戦やサバイバルゲームなど競い合うような勝負事は、男性のテストステロンが上昇するので優位に働くでしょう。

また、そんなデート中、ゲームに勝ったときやカッコイイプレイをしたときなど、「さすがね!」と彼をほめてあげるとさらにテストステロンはアップするのです!

こちらにも関連記事がアップされているので読んでみてください!

女性のようにのんびりカフェでくつろいでしゃべるとか、ウダウダとショッピングをする、というデート設定はテストステロンを刺激しないので、男性はあまり興味を抱かないのです。ちょっとアクティビティが高いデートを意識してみるといいでしょう。

 

 

久末 伸一

この記事の監修

久末 伸一(ひさすえ しんいち)

メンズヘルスクリニック東京(旧城西クリニック) メンズヘルス外来担当医、順天堂大学医学部泌尿器科学講座准教授
日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本性機能学会専門医・評議員、日本Men’s Health医学会評議員等。 1995年札幌医科大学医学部卒業、同泌尿器科医局入局。Massachusetts大学博士研究員、 神経内分泌センター博士研究員、札幌医科大学付属病院助教、帝京大学医学部泌尿器科講師などを経て現在に至る。

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