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【ピュビケア】デリケートゾーンケアのコツ4選

【ピュビケア】デリケートゾーンケアのコツ4選

日本は”ピュビケア"後進国!?

今回のテーマは、デリケートゾーンのお手入れについてです。

「ピュービックケア」(通称:ピュビケア)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

これは、デリケートゾーンのお手入れを意味する言葉で、具体的な方法としては、アンダーヘアの形を整える、黒ずみやくすみをケアする、専用アイテムで洗浄・保湿ケアをする、などがあげられます。欧州では広く知られていますが、日本では、まだこの言葉さえ知らない人が多いようです。

デリケートゾーンケアはデイリーケアから!

「何からはじめたらいいのかわからない!」という人は、デイリーケアから始めましょう。

女性のデリケートゾーンは、とても繊細。きつい下着や生理のナプキンのこすれからかゆみが起こりやすかったり、ムレやすかったりします。さらに、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下する40代以降は腟の乾燥・萎縮が起こりやすくなります。

腟の乾燥そのものは病気ではなく、すべての女性が一度は経験すると言われます。多く見られるのは更年期ですが、若い人でも、生理前、タンポン使用中、出産後や授乳中などにもみられます。

また、悪性腫瘍で卵巣を摘出した人や早期閉経をした人は、エストロゲン欠乏により、若くても腟萎縮が起こります。

デリケートゾーンが乾燥すると雑菌が繁殖しやすくなる!

本来、女性ホルモンの分泌が活発な時期の女性の腟粘膜は、弾力と厚みがあって適度に潤い、pH値(酸性とアルカリ性の度合を0~14の数字で表したもの)は弱酸性に保たれています。弱酸性に保たれていることで、感染の原因となる細菌の繁殖を防いでいるのです。通常はこのような〝自浄作用〟が働くので、病原菌や雑菌が繁殖しにくくなっています。

ところが、腟が乾燥してくると、アルカリ性に傾いて大腸菌などの雑菌が繁殖しやすくなります。その結果、カンジダ腟炎や子宮内膜炎、卵管炎などを引き起こす場合も。だから……、普段からデリケートゾーンを健やかに保つことが大切なんですね。

デリケートゾーンケアの4つのコツ

1. 日常的にケアする習慣を身につけること

年齢とともに肌のハリがなくなったり、カサカサしはじめたり……。

私たちは、そうした老化をできるだけ遅らせたいので、手やボディのスキンケアをしますよね。デリケートゾーンのケアも同じこと。腟周辺部を日常的にケアする習慣を身につけたいものです。

2. 清潔に保つのが基本!

基本は清潔に保つこと。ただし、石けんでゴシゴシ洗ったりするのは厳禁。pHバランスをくずさないように、穏やかな洗浄力の専用アイテムでやさしくケアをしたいですね。

最近は、アイテム数も増えてきていて、pHバランスを弱酸性に保つデリケートゾーン専用ソープから、植物生薬ジャムウのソープまでさまざま。バラエティショップや薬局、ネットショップなどで扱っていますから、自分に合うものを見つけてくださいね。

3. 洗顔後には専用保湿剤を!

顔を洗ったら、化粧水や美容液をつけるのと同じように、デリケートゾーンにも専用保湿剤をプラス。特に乾燥が気になるときに。また、より乾燥が気になってくる40代以降の女性は日常的に使用するのもアリです。

保湿ゼリーもいろんなタイプの製品があり、薬局やネットショップなどで買えます。これを毎晩入浴後につける習慣にしておくと、乾燥感の緩和に役立ちます。

デリケートゾーンケア用の保湿ゼリー(リューブゼリー)

私のお気に入りは、オーガニックの専用ソープ(ピュビケア オーガニクス デリケート ソープ)です。穏やかな使い心地はもちろんですが、香りがとても上質で癒されます。使うたびに「女性として自分の体を大事にしている」という満足感が得られて、幸せな気分になれます。

 

デリケートゾーンケア用の保湿ゼリー(リューブゼリー)

ワンプッシュで塗布できるタイプの保湿ゼリーもあります。

【注意】かゆみがひどい場合は専門医に相談を!

すでに細菌感染を起こしている場合、デリケートゾーン専用ソープや保湿剤では治りません。おりものの異常やひどいかゆみなどがある場合には、専門医に相談してくださいね。

3. きつい下着は✕

締めつけるようなきつい下着は、デリケートゾーンの黒ずみやかゆみの原因になるので、避けましょう。

【著者紹介】及川 夕子

 

 

 

文/フリーライター・エディター 及川夕子

【プロフィール】

女性誌、健康・美容雑誌、新聞などを中心に、取材・執筆、広告コピー作成などを手掛ける。近年は、メノポーズカウンセラー、健康食品コーディネーター、オーガニックアドバイザーの資格を生かし、医療方面の取材・執筆も多数。女性ホルモンや女性特有の病気、不妊治療などのテーマを軸に執筆活動を続けている。

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