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【静脈瘤のリスク回避】リンパマッサージが効かない人のためのむくみ解消法

なんだが足がとってもむくむ、治りにくい皮膚炎もある、血管が最近目立つ、このような症状が出てきたら、もしかすると静脈瘤かもしれません。命に関わるものではない、と言われていますが、いかんせん、あまり見た目にキレイなものではありません。キレイでヘルシーな足を保つためにも、今日からできることを始めましょう。

 

静脈瘤とは

足の表面付近を通る静脈の病気です。動脈ではなく、二酸化炭素が多い血を運ぶ、静脈の異常です。ぼこぼこした静脈やもやもやした静脈が、ふくらはぎや、もも、膝の裏にあらわれます。

具体的には静脈の弁の異常です。長時間の立ち仕事、肥満、遺伝、お産などで悪化します。
静脈は重力に逆らって心臓に血液を運ぶため、血が逆流しないように弁がそれを防いでいますが、その弁が壊れてしまうのが静脈瘤です。

女性がなりやすいのも特徴です。産後や遺伝などが関係していると言われていますが、まだまだ原因不明の病気です。飲み薬やサプリで完治はしないので悩ましいものなのですが、工夫をし、悪化を防ぐことはできます。また、手術などでキレイに見せることはできます。

 

静脈瘤の症状

●ぼこぼこした血管が浮き上がって見える

●クモの巣のように血管が皮膚表面に見える

●足がつりやすい

●むくみやすくなった

●足が疲れやすくなった

●治りの悪い皮膚炎がある

●足の潰瘍(かいよう)が治らない

●足の灼熱感

ボコボコしていなくても、細い赤紫色の血管がたくさん見えるようになったり、膝の裏の血管を誰かほかの方に指摘されたりするようになったら、静脈瘤の可能性があります。意外と多いのが慢性の皮膚炎です。皮膚科でステロイドなどをもらってもなかなか治らない方、足の灼熱感がある方は静脈瘤になっているかもしれません。足をやや高く上げて寝るとスッキリする、着圧のストッキングで足が楽になる方もその可能性があります。

 

静脈瘤の種類

<伏在型静脈瘤>

一本の血管がうねうね、ぼこぼこと足表面に見えるタイプ。一番凹凸が目立つ。

<網目状静脈瘤>

血管網が全体的に足表面に見え、ところどころぼこぼこしていることもある状態。膝の裏に起こりやすい。

<くもの巣状静脈瘤>

赤紫色の血管が皮膚表面にあらわれる。そこまで、ぼこぼこしていない。

 

静脈瘤の治療方法

静脈瘤の治療は基本的に病院での施術で、薬を飲んだり塗ったりするだけでは治らないということが問題です。病院では具体的に、問題のある静脈を焼いたり、引き抜いたり、または固めたりしてその血管を使えないようにします。つまり、異常な血管がきれいに元通り治るわけではなく、悪い血管を対処療法的に処置するだけになります。処置しても、また違う血管が同じように静脈瘤になってしまうこともあります。

しかし施術をすると、かなり見た目がキレイになります。足を隠さなくてすむようになりますし、鏡を見るたびに憂鬱になることもありません。

<ストリッピング手術>

これは伏在静脈瘤など、ぼこぼこが目立つ静脈瘤の治療法です。問題の血管の中にワイヤーを入れて血管そのものを引っこ抜いてしまいます。ももの内側と膝の二箇所に小さな穴を開けて行う手術ですが、日帰りも可能で、30分ほどで手術自体も終わります。麻酔も下半身麻酔や局所麻酔で安心です。

<硬化療法>

細めの血管にできる静脈瘤に行う施術です。注射器でできる治療ですので短時間でできます。くもの巣状静脈瘤などにおこないます。これは静脈瘤の血管の中に硬化剤をいれ、その血管を固めてしまう方法です。傷も目立たないのですが、大きな静脈瘤にはできません。

<高位結さつ術>

血管が枝分かれする上流の方で、異常のある血管を糸で縛り血液が流れないようにする方法です。ストリッピング手術よりも簡単にできるのですが、再発することが多いので、ストリッピング手術の方をすすめられることがあります。

<レーザー治療>

問題の血管の中から、もしくは皮膚表面からレーザーをあて、その血管を焼いてしまう方法です。焼くことで血管が閉じますので、そこに血が流れなくなります。レーザーの機械は、どこの病院でもあるわけではありませんのであらかじめ調べてから行くようにしましょう。

<弾性ストッキング>

根本的な治療ではないのですが、これ以上の静脈瘤の悪化を防ぐために使用します。ひざ下タイプのものや、ももまであるタイプがありますが、静脈瘤の位置によって医師から指示されます。ドラッグストアで売っているようなストッキングよりも、病院で売っているものは強力な締めつけ効果がありますので、ぜひ病院で買いましょう。

弾性ストッキングはやや履くのにコツが必要なほど履くのが大変なのですが、これ以上の悪化を防ぐには大変有効ですので頑張って続けましょう。

また、締めつけによって痒くなる方はかゆみ止めが出されることがありますので医師に相談してください。

<マッサージのクリーム>

夜、お風呂上がりなどにマッサージをする際は、血行促進作用のある『ヘパリン類似物質』がよく使われます。この薬はクリームタイプでよく伸び、また、色素沈着の予防になりますので、手術後にもよく処方されます。

 

静脈瘤はどの病院に行けばいいの?

整形外科でも見てくれますが、そこでは手術ができず、また違う病院を紹介されることがあります。静脈瘤外来をもうけている整形外科の方が手術やレーザーなども行ってくれる場合がありますし、適切な弾性ストッキングをすすめてくれます。最近は看板に静脈瘤を受け付けている、とうたっているところも多くありますが、それでもまだレーザー治療に関しては機器をおいていないところもありますので、インターネットや電話であらかじめ調べてから行きましょう。

 

PC作業で座りっぱなしでいることの多い現代人。ほとんどの人が足のむくみを経験しています。かくいう私もそのひとり。夕方になると、足がパンパンになってしまいます。むくみを解消しようと、リンパマッサージを受けても、どうも効果は今ひとつ……。

そんなある日、エスエス製薬主催『見過ごされてきた“血管性むくみ”と、西洋ハーブ医薬品』プレスセミナーのお誘いが。足のむくみってリンパ液じゃないの? と思いながら聴講したところ、むくみの後ろには静脈の病気が隠されているのかも!? という内容にビックリ! セミナーの講師は、お茶の水血管外科クリニック 院長 広川雅之(ひろかわ・まさゆき)先生です。

 

「多少のむくみは大したことない、と思われがち。しかし、慢性的な足のむくみを放置しておくと、慢性静脈不全と呼ばれる静脈の病気になってしまう場合があるのです。この病気は、一般人口の40~50%に認められ、そのうち5%くらいが皮膚潰瘍まで進行することも。慢性静脈不全の主な症状は、むくみ、痛み、足のだるさ・重さ、熱感、かゆみ、こむら返り、静脈瘤、皮膚の変化です」(広川先生)

私たち人間の心臓は、1日およそ10万回拍動し、全身に血液を送り届けるポンプの役割をしています。その働きで足の先まで届けられた血液は、今度はふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たし、重力に逆らって血液を心臓に向かって循環。そのため、ふくらはぎは『第二の心臓』と呼ばれているのです。しかし、この循環がスムーズにいかなくなると、血液にかかる重力により、静脈内の圧が高まることに。その圧力によって静脈から血漿成分が漏れ出して、細胞と細胞の間に溜まってしまう。それが足のむくみなのです。

(静脈瘤の症例写真提供/エスエス製薬)

 

「一般的に、毛細血管から細胞間質へ毎日約20ℓの水分を供給しているといわれています。そのうち、約80~90%が再び毛細血管に静脈血として再取り込みされ、残りの約10~20%がリンパ管にリンパ液として再取り込み。私たちは、よく『むくみの改善=リンパ液の流れをよくすること』と考えがちですが、老廃物を含む水分を回収し、心臓へ戻すルートは、静脈系につながっているのです」(広川先生)

 

なるほど! だからリンパマッサージでは、足のむくみを根本的に解消できなかったのですね。最近では、静脈瘤のレーザー手術が保険適応になったことから、静脈瘤治療への関心が高まっています。しかし、静脈瘤など症状が重症化する前に、足を動かし、ふくらはぎにある筋ポンプ(第二の心臓)を働かせ、下肢静脈の血流をよくすることが大切。特に、足首を動かすと効果的だといわれています。

 

【基本のふくらはぎ運動】

スペースがなくても手軽に実行できる、ふくらはぎ運動をご紹介していきましょう。長時間座りっぱなしの時は、最低でも1時間に1回は、ふくらはぎ運動をしてください。

 

①立った状態で
足を並行に開いて、まっすぐ立つ。できるだけ、かかとを上げてつま先立ちし、しばらくこの姿勢を保ったあと、かかとを元の位置に戻す。これを数回繰り返す。

 

 

②座った状態で
イスに腰かけ、足首を伸ばしたり曲げたりする。次に、足を地面から少し浮かせ、片足ずつ足首を回す。まず一方向に回し、次に逆方向も回す。

 

【エクササイズ】

エクササイズは、自分の体調や体力を考慮し、無理なく実施することが大切。また、自分の体に合う運動については、専門家のアドバイスを受けることをオススメします。スポーツでは、ジョギングや水泳、サイクリングなど、特に足を動かすスポーツがよいとされていますが、より手軽にできる方法をご紹介します。

 

①ウォーキング
足にフィットした歩きやすい靴を履き、背筋を伸ばし、前を向いてアゴをやや引いて歩く。肩は後ろに引き、胸を張る。歩くときは手を軽く振り、かかとから地面に着地するように。無理に急いで歩くことはせず、自分のペースで歩くように。

②足踏み運動
立った姿勢で片足を上げ、太ももが地面と平行になるまで上げてから戻す。これを繰り返す。フラついたり不安定な場合は、手をテーブルや壁などにつきながら行って。

③セミ・スクワット
背筋を伸ばして立ち、両足を腰幅に開く。膝を曲げ、イスに座るときのように、背筋を伸ばしたままゆっくり上体を下げる。膝は曲げすぎないように注意し、次に両足をゆっくり戻す。

④水中運動
プールの水深が浅いところで、体のバランスをとりながらゆっくり歩く。水中では浮力があるため、陸上よりも下肢にかかる負担が軽減。足や腰への負担が気になる方も比較的取り込みやすい運動だが、歩き方に注意して取り組む必要がある。

 

【日常生活で取り入れたいこと】


忙しい毎日の中、特別な運動をしなくても、足のためにできることはあります。時間をみつけ、常に足を動かすよう意識しましょう。

①姿勢
長い時間座ったり、立ったままの場合は、時々足を動かしたり、姿勢を変えたり、基本のふくらはぎ運動をして。足を組むと血行が悪くなり、足の静脈圧が高まることがあるため、なるべく足は組まないように。また、血行を阻害しないよう、締め付けすぎない、ゆったりとした服を選んで。

②歩く
仕事や家でも、1時間に1回は歩きまわるようにする。できるだけエレベーターは使わず、階段を使用して。歩きやすい靴を用意し、会社の行き帰りに履いて、通勤に歩きを取り入れる。目的地の1駅手前で下車し、歩くようにして。

③マッサージ
座っているときや、お風呂に入っているときに、指を使ってふくらはぎをマッサージ。こうすると、ふくらはぎの筋肉に刺激を与えることができる。また、シャワーの水流を利用し、ふくらはぎに刺激を与える方法も。

 

 

 

【静脈瘤に効果的な食べ物は?】

静脈の壊れた弁を直してくれる食材は、残念ながらないのですが、静脈瘤によって起こる血流不全やむくみなどにいい食材はあります。

<血流にいい食材>

●シナモン

●紅花

●サフラン

 

<浮腫(むくみ)>

●カリウムの多い食材

●とうもろこしのヒゲ茶

●ニワトコ

●キササゲ

●レンセンソウ

これらは基本的にお茶にして飲むのが簡単でおすすめです。シナモンやサフランは血流がよくなり体が温かくなります。ニワトコやキササゲはお小水の出もよくなり、足がむくんでしまう静脈瘤の方におすすめです。

 

【静脈瘤に効果的な漢方薬】

やはり漢方薬でも壊れた静脈の弁は完治しませんが、血流の改善やむくみの改善は期待できます。

<血流改善>

●桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

シナモンの入った漢方薬で、血流が悪い方に使用します。足のみでなく、肩などの全身の血流が悪い方に使用します。

 

<浮腫(むくみ)>

●五苓散(ごれいさん)

喉が渇く、水分代謝の悪い

 

●防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

下半身の水分代謝が悪い

 

●牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

下半身の冷えが気になる水分代謝の改善

 

どれも水分代謝を改善する漢方です。どの漢方薬でもお小水の出が改善されます。静脈瘤による足のむくみが気になる方にいいでしょう。

 

まとめ

根本的に静脈の弁を治す方法はないのですが、足の見た目をきれいにする手術もありますし、むくみ改善を期待できる弾性ストッキングもあります。どのように治療したいのかによって、対応方法がいろいろとある病気です。医師と相談しながら良くしていきましょう。

(イラスト提供/エスエス製薬)

 

これ以外にも、肥満を解消するなどの対処法があるようです。食事制限をして低カロリー状態になっている人は、代謝が落ちて、冷えやむくみを悪化させている場合も。主食・主菜・副菜を基本に、さまざまな食品を組み合わせ、1日3食規則正しく食べて代謝を上げましょう。その際、食塩や脂肪は控えめにし、野菜や果物でビタミン、ミネラル、食物繊維をしっかり摂って。

特に、食塩(ナトリウム)を摂り過ぎると、体の中に余分な水分を溜め込むので、むくみがちに。ナトリウムを排泄する効果が高いのはカリウム。昆布、ワカメ、とろろ昆布、抹茶(粉)、パセリ、アボカドに多く含まれているので、意識して摂りたいですね(カリウム含有量は、からだエイジング調べ)。

また、エスエス製薬では、足のむくみを改善する赤ブドウ葉乾燥エキスを配合した西洋ハーブ医薬品“アンチスタックス”を発売する予定(発売日未定)。継続服用で改善率81%(12週間の継続服用の結果)だとか!

セミナー後、私も足のむくみを解消すべく、仕事の合間にふくらはぎ運動をしたり、エレベーターを使わず階段を使用する生活を実践しております。これでかなりむくみが軽減♪ 特別な運動をしなくても、毎日の積み重ねが大切なのだなぁ~と、つくづく実感しました。

【静脈還流障害・慢性静脈不全について】
静脈還流障害WEB(Supported by エスエス製薬)

 

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