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ヒップやバストが垂れてきた!

ヒップやバストが垂れてきた!

脇坂 長興

日本形成外科学会専門医/麻酔科標榜医

脇坂 長興(わきさか ながおき)

1.症状

人の体は重力に勝てない!?

お風呂に入るときやお風呂上りなど、鏡にうつる自分の姿を見て、ヒップ・バストが垂れてきたと感じる。最近小走りをするとヒップ・バストがぶるんぶるん揺れる。昔からつけている下着が合わなくなってきた、などの自覚症状が現れたら、歳をとって体型が変化してきたサインかも。

人の体は重力に勝てない!?

 

2.原因

「揺れたら垂れる」が合言葉!

バストは主に乳腺と脂肪でできていますが、歳と共にホルモンバランスに変化がおこり、乳腺と脂肪の構成比率が変わっていきます。若いうちは乳腺が大半を占めていたバストは、30代半ばから脂肪が多くなります。脂肪の多いバストは全体的に柔らかく、重たくなります。すると、バストを支えている「クーパー靱帯」が伸びてしまい、一度伸びた靭帯は元に戻らないため、バストを支える力が弱まり、どんどん垂れていきます。

ヒップの脂肪は、筋肉と脂肪の間にある筋膜からつながる結合組織によって支えられています。歳をとって筋力が衰えると、組織同士の結合が弱まりゆるみます。さらに、脂肪全体が下がってくると、歩いたり、小走りをする時にヒップがゆれて、ゆるみが加速します。

 

3.放っておくと…

体型崩壊が止まらない!

バストのクーパー靱帯は一度伸びてしまうと筋肉のように鍛えて強化する事は出来ません。ヒップも、ゆるみがでて脂肪が増えていくと垂れてくる一方。症状が進行すると、バストの境界線やヒップラインがぼやけて、どこからがバストか分からない状態に!バストもヒップも垂れたものは元に戻らないので、手遅れになる前に対策が必要です。

 

4.対策

がっちり固定!!

歳をとってバストやヒップが揺れるのは、重たくなった脂肪を支えられないから。自力で支えきれないなら文明の利器に頼るしかありません。ブラジャーやガードルで揺れを防止することが大切です。自分のサイズや体型に合った下着をしっかり試着して選び、正しく着けて恐ろしい脂肪の揺れを阻止しましょう。「揺れたら垂れる」を合言葉にバストとヒップを無駄に揺らさないことが大切です。

 

体脂肪を減らせ

脂肪が多くなると垂れてしまうバストとヒップ。
だったら、手遅れになる前に筋力をアップして体脂肪を減らし、垂れが少しでも遅く訪れる体づくりをしましょう。

バストの垂れは胸の筋肉を鍛える

バスト自体には筋肉はありません。しかし、バストの奥には大胸筋や小胸筋などの筋肉が存在します。バストの土台となる胸の筋肉を鍛えることで、バストの垂れを食い止めることが期待できます。

ヒップの垂れはお尻の筋肉を鍛える

ヒップのたるみは、お尻の下部にある「大臀筋(だいでんきん)」の衰えが引き金になります。また、お尻の上部にある「中臀筋(ちゅうでんきん)」も、お尻の丸みには重要です。この2つの筋肉を鍛えると、ヒップの垂れを食い止めることが期待できます。

日常生活での姿勢にも気をつけよう

バストやヒップが垂れてしまう原因は、加齢による筋肉の衰えだけではありません。日常生活での姿勢の悪さが、バストやヒップの型崩れを引き起こしている可能性もあります。美しい姿勢で過ごせば、バストやヒップを守るだけでなく、凛とした印象を与えます。

体脂肪を減らせ

 

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脇坂 長興

この記事の監修

日本形成外科学会専門医/麻酔科標榜医

日本形成外科学会専門医/麻酔科標榜医/日本美容医療協会会員/特定非営利活動法人F.M.L.理事/医療法人 翠奏会理事長/聖マリアンナ医科大学幹細胞再生医学寄附講座講師

脇坂 長興(わきさか ながおき)

1962年生まれ。聖マリアンナ医科大学医学部卒業。
同大学病院の形成外科で skin rejuvenationを研究。
方法論よりも患者様が一番良くなる治療を提供することが 形成外科医の使命であると考えている。

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