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- 女性向け美容

瞬きが多くなった

瞬きが多くなった

1.症状

瞬きばかりしてしまう

マスカラやアイライン、つけまつ毛など、まつ毛の生え際ギリギリまでアイメイクをしていると、目が乾いて瞬きが多くなることがあります。

その原因として、脂分を分泌し、涙の蒸発を防いでいる「マイボーム腺」という分泌腺がつまってしまっている可能性が考えられます。

目が乾く、痛い、まぶしいといった不快症状だけではなく、充血したり、目を細めることによって表情が老けて見えたり、見た目にも影響が出るのです。

 

ドライアイのセルフチェック法として、目を10秒以上開けていられるか、というのがあります。10秒も開けていられなかったら、ドライアイになっているかもしれません。

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2.原因

目ヂカラをつけるアイメイクが危ない!?

マイボーム腺とは、まつ毛の生え際の内側に、まつ毛と並ぶようにして点在している非常に小さな腺のことです。脂肪を分泌し、涙の成分に油分を加えて油膜をつくり、涙の蒸発を防ぐ役割があります。マイボーム腺は、加齢によって分泌力が衰えやすい傾向があります。

 

 

昨今の目ヂカラ・ブームは若い方だけでなく、エイジング世代にも広がっています。まつ毛の際ギリギリにアイラインを引き、まつ毛の根元からマスカラを塗り、つけまつ毛用の糊を使うなど、専用のアイメイクリムーバーでなければ、なかなか落ちないものばかり。普通のクレンジングでは落としにくいので、残ったアイラインやマスカラ、つけまつ毛の糊が、マイボーム腺を詰まらせてしまうのです。

メイクを落とさず寝てしまうのも同じこと。肌だけなく、目にもダメージを与えてしまうこと、知っておいてください。

女性の場合、加齢によるマイボーム腺の分泌力不足と、落ちにくいアイメイクで、目が乾き、瞬きが多くなってしまうことが多いようです。

 

3.放っておくと…

雑菌がつくと、ものもらいになることも

マイボーム腺機能不全は、放っておくとドライアイになってしまいます。また、目が乾くからと、目元を手で触ったりすると、詰まったマイボーム腺に雑菌が付いて、俗にいうものもらい(麦粒腫)になることも。(ちなみにもマイボーム腺の詰まりからくるものもらい様の病態を(霰粒腫)とよびます。)

 

4.対策

蒸しタオルで詰まりを溶かす!

まつ毛ギリギリにアイメイクするのは避けたほうがいいですね。よく、メイクアーティストが、目を自然にパッチリ見せるテクとして、黒いアイライナーをインサイドライン(まつ毛に内側にアイラインを引くこと)にすることを推奨していますが、それはまさにマイボーム腺を塞ぐということ。目の健康を考えたら、控えたほうがいいでしょう。

どうしてもアイメイクをしたいという方は、蒸しタオルのケアをおすすめします。マイボーム腺の詰まりは、40℃以上の温度で融解します。ですから、40~42℃程度のやや熱めな蒸しタオルを、目の上に5分ほど当てましょう。あまり熱いと、ヤケドの危険性があるので注意して。蒸しタオルが冷めたら、また蒸しタオルをつくって当て、5分間じんわりと温めてください。1回の蒸しタオルで詰まりがすべて改善するわけではないので、瞬きが少なくなるまで、毎日実行するのがコツ。

ただし、炎症があり、充血している場合は温めず、眼科医に診てもらってください。

 

この記事の監修
井上 肇(いのうえ はじめ)

【略歴】
聖マリアンナ医科大学准教授、日本抗加齢医学会評議員、日本再生医療学会評議員、薬剤師・薬学博士・医学博士、星薬科大学薬学部卒、同大学院薬学研究科修了
聖マリアンナ医科大学形成外科学教室助手、講師を経て、現在、同教室准教授ならびに幹細胞再生治療学(ANGFA(株)寄附)講座代表を兼務。

 

 

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