HOME > からだのお悩み > 便秘がちになった

- おなか ストレス女性向け男性向け食事

便秘がちになった

便秘がちになった

1.症状

お通じがあっても便秘?

若い頃は便秘症ではなかったのに、歳とともに便秘がちになってきたという人は、たくさんいます。これは、腸管の運動機能が低下したり、加齢に伴って腹筋が低下したりする事で発病します。
症状は、毎日排便がないだけではなく、あっても少ししか出ない、便が硬くてコロコロしている、排便に時間がかかる、残便感・膨満感がある、ガスがたまりオナラが出やすい等、すっきりと排便できない状態はすべて便秘です。

続きを読む

2.原因

身体のために働く細菌もある

私達の大腸には、約500種類、100兆個にも及ぶ腸内細菌が住み着いています。そして、これらの菌の種類や数は、歳と共に変わることが知られています。特に、ビフィズス菌などの善玉菌は歳をとるごとにどんどん減り、反対にウェルシュ菌などの悪玉菌が増えていってしまいます。これらの悪玉菌は、タンパク質やアミノ酸などの食べ物のカスを腸で腐敗させてしまうため、腸内環境が悪化して、便秘が起こりやすくなります。

 

3.放っておくと…

便秘の人はインフルエンザにかかりやすい!?

腸内環境が影響を与えるのが便秘だけだと思ったら大間違い!腸内環境は、私達の健康に様々な影響を及ぼしています。私たちは、食事によって身体に必要な栄養素を摂取したり、無意識のうちに身体に有害な病原菌を飲みこんだりしています。

腸には、そうやって体内に入ってきた物質が、私たちに必要なものか、有害なものかを見極める「腸管免疫」というシステムがあります。腸内環境が乱れて、この腸管免疫の働きが悪くなると、本来身体にとって害ではないものを有害だと判断してしまったり、反対に体に有害な菌をやっつけないままになってしまったりといった問題が生じます。そして、前者の場合であれば食品アレルギー、後者であれば下痢を伴った消化器感染症、といった健康への影響が現れます。

便秘の原因は、腹筋力の低下や精神的ストレスなど様々ですが、もし腸内環境の乱れが原因で便秘が起こっているなら、放っておくと病気にかかりやすい体質になってしまうかも!?

 

4.対策

バナナヨーグルトがオススメ!

腸内の善玉菌を増やすには、食習慣の改善が効果的。善玉菌自体を含む「プロバイオティクス」という食品と、善玉菌のえさとなる成分を含む「プレバイオティクス」という食品を摂るように心がけましょう。

プロバイオティクスには、ビヒィズス菌や乳酸菌を含んだ健康飲料の他、ヨーグルト・チーズ・納豆・味噌・キムチなどがあります。プレバイオティクスには、オリゴ糖を含むバナナやはちみつ、食物繊維を含むきな粉やほし柿などがあります。

さらに、プロバイオティクスとプレバイオティクスは、同時に摂取することでその効果がアップすると言われています。両方を含むような商品も多数市販されていますが、まずは手近なところで、バナナヨーグルトなんて試してみてはどうでしょう。

 

この記事の監修
井上 肇(いのうえ はじめ)

【略歴】
聖マリアンナ医科大学准教授、日本抗加齢医学会評議員、日本再生医療学会評議員、薬剤師・薬学博士・医学博士、星薬科大学薬学部卒、同大学院薬学研究科修了
聖マリアンナ医科大学形成外科学教室助手、講師を経て、現在、同教室准教授ならびに幹細胞再生治療学(ANGFA(株)寄附)講座代表を兼務。

 

 

一覧に戻る