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腕や足、背中など、体のあちこちがムズムズ。寒い時期の『体がかゆい!』を抑える5つの解決策

腕や足、背中など、体のあちこちがムズムズ。寒い時期の『体がかゆい!』を抑える5つの解決策

脇坂 長興

日本形成外科学会専門医/麻酔科標榜医

脇坂 長興(わきさか ながおき)

1.お悩み
『体がかゆい!』原因の大半は生活習慣にあり!

「肌の乾燥やかゆみを防ぐには、とにかく保湿。濃厚な美容液やクリームを塗っておけばお手入れは万全」なんて思い込んでいませんか? もちろんスキンケアは大切ですが、ちょっとした生活習慣の中にも肌の乾燥・かゆみ・荒れの原因は潜んでいます。

2.注目ポイント
寒い冬は天然のクリーム(皮脂)が不足しがち!

寒くなると、足のすねや二の腕、背中など、体のあちこちがムズムズ・ガサガサ、かゆくてたまらない!なんてこと、ありませんか?

そうなるのは、皮膚の水分不足に加え外部刺激から肌を守るバリア機能が低下してしまうからです。ちょっとした刺激にも敏感になり、かゆみを感じてしまうようになります。

冬にバリア機能が低下しやすい理由

湿度がぐんと低くなるため、肌の水分が奪われより乾燥しやすい状態に。さらに、低い気温は肌細胞の新陳代謝を低下させてしまうので、肌が皮脂を作る力もダウン。バリア機能の要となる天然のクリーム(皮脂膜)が不足しがちになります。

その結果、保湿するだけではなかなか乾燥や肌荒れが治まらず、冬の間中かゆみをずっとくり返してしまうケースが増える、というわけなのです。

肌の乾燥とかゆみの原因については、こちらの関連記事でも紹介しています。ぜひ、チェックを!

3.エイジングとの関係は?
肌老化は冬に加速する!

乾燥を放置してしまうと、肌は厚く硬くなりシワも増えていきます。慢性的な乾燥で肌の老化はぐっと進んでしまうので、寒い季節は肌トラブルが深刻化しないうちに、万全の乾燥対策を心がけて肌を守りましょう。

4.対策

まずは生活習慣の見直しをしていきましょう。

同時に保湿・紫外線対策など、日ごろのケアを欠かさないようにしましょう。

対策1 体の洗い方を見直すだけで保湿力は変わる!

ボディを洗うときは、ゴシゴシこすってはいけません。皮脂膜をとりすぎてしまう上、肌表面に細かい傷ができて、そこから乾燥や肌荒れ、炎症などのトラブルが起こる可能性があります。

たっぷりの泡でやさしく洗う。それは、顔のお手入れと同じくらいボディにとっても大切なことです。

対策2 熱いお風呂での長湯は、保湿力低下に!! 肌がふやけない入浴を

熱いお湯に長湯しないようにしましょう。

入浴には血行を良くし新陳代謝を高めるという利点もありますが、一方で熱いお湯に長時間浸かってしまうと、肌に必要な皮脂や天然の保湿因子まで流出させる原因になることも。また、体が温まるとかゆみを感じやすくもなります。冷え対策などで長風呂をする際には、入浴後、いつも以上に保湿をしてあげることが肝心なのです。

対策3 『化繊の暖か素材』は肌乾燥を促進させることも。肌着の見直しを!

今のシーズン、暖か対策に欠かせないフリース素材などの化学繊維もの。でも、身につけていると乾燥して肌がガサガサになったこと、ありませんか? それは化学繊維が皮脂をどんどん奪ってしまうことが原因。肌に何度もすれるような状態が続けば、かゆみやかぶれが起こることもあります。

靴下、アンダーウエア、手袋、寝具など直接肌に触れるものは、素材にこだわって。冬のお肌の乾燥を防ぐには、手袋の内側はウールやカシミヤなど上質なものがオススメです。

対策4 熱いお湯での洗い物は手荒れのもと! ぬるま湯洗いに。

キッチンで洗い物・水仕事を毎日する人は、熱いお湯を使うのは避けて、ゴム手袋をするか、素手ならぬるま湯で洗いましょう。濡れたままにすると乾燥や冷えの原因になるので、水気はきちんとふき取ります。外出時はウールや革製の手袋で保護を。寒さや乾燥から手を守ってあげることも大事です。

対策5 意外と間違っている保湿クリームの使い方&使い分けを覚えて

洗い物をした後や入浴後はすぐに保湿を。手足は皮脂腺が少ないので、ハンドクリームなど油分を含んだ保湿クリームをていねいになじませます。一方、ひじやひざなどがひどくカサカサしているようなら、尿素配合クリームがおすすめです。手やかかとのひび割れは外用薬などで早めの手当を。

注目のボディクリームについて、こちらの関連記事で紹介しています。ぜひチェックしてみてください!

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脇坂 長興

この記事の監修

日本形成外科学会専門医/麻酔科標榜医

日本形成外科学会専門医/麻酔科標榜医/日本美容医療協会会員/特定非営利活動法人F.M.L.理事/医療法人 翠奏会理事長/聖マリアンナ医科大学幹細胞再生医学寄附講座講師

脇坂 長興(わきさか ながおき)

1962年生まれ。聖マリアンナ医科大学医学部卒業。
同大学病院の形成外科で skin rejuvenationを研究。
方法論よりも患者様が一番良くなる治療を提供することが 形成外科医の使命であると考えている。

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