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“脳ドック”受診が将来の未病につながる!

日本人の三大死因といわれる「がん」「心臓血管疾患」「脳血管疾患」。
とくに脳血管疾患は一度起こすとまひや言語障害などを引き起こしやすく、日常生活に大きな影響を与えるため、いち早く対処することが重要です。
そして、脳の病気を早期に見つけるために活躍してくれるのが“脳ドック”です。
脳ドックを積極的に勧める対象は中・高齢者が望ましいとされていましたが、最近では20~30代でも受診する方が増えているといいます。

 

そもそも脳ドックとはどういうものなのでしょう。都内で脳ドッグ検診を行っている画像診断クリニック・メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニックを訪れ、医学博士・知久正明先生に話を聞きました。

 

20~30代の受診も増加中

日照時間の短さが「冬うつ」の主な原因に

主にMRI(磁気共鳴画像)検査による画像診断では、動脈硬化による脳梗塞、くも膜下出血の原因となる未破裂脳動脈瘤、認知症のリスクなど脳の疾病を早めに発見することができます。
ほかにも、ごく軽度の脳虚血病変を検出できる大脳白質病変や微小脳出血の有無も分かるようになりました。
今では多くの人が知っている脳ドックですが、最初に始めたのは日本の病院であり1988年のことでした。その重要性が認知され始めたのは1990年代以降だといいます。

日照時間の短さが「冬うつ」の主な原因に

 

「昔は、日本人の一番多い死因は脳血管系の病気でした。高血圧性脳出血やくも膜下出血で亡くなる方が多かったのですが、最近では食生活の欧米化が進むと、
血管がつまることで発症する脳梗塞や心筋梗塞になる人も増えてきました。そこで、未破裂の動脈を見つけたり、血流をチェックしたりして早期に発見することができれば病気を防げるだろうと広がったのが脳ドッグでした」(知久先生)

 

先生が在籍するメディカルチェックスタジオ東京銀座クリニックには、20~30代でも病変が存在する人がいるようです。脳の血管が細くなって血流が少なくなる虚血性病変が見られるケースも多く、放置しておくと将来的に脳梗塞や認知症の原因になるといいます。中高年になって病変が見つかっても、すでに手遅れといわれてしまっては大変です。だからこそ、若いうちから脳ドッグを受けておいて損はないといえるでしょう。

脳疾病の原因の多くは、生活習慣にあり

脳疾病の原因の多くは、生活習慣にあり

では、脳に病変が見つかりやすい人の特徴や、原因は何があるのでしょうか。
「大きな原因は、生活習慣病である高血圧、脂質異常症、糖尿病や喫煙ですが、睡眠不足、運動不足、過度なストレスでも動脈硬化の初期病変を散見します。
睡眠時間が5時間以下の人や睡眠時無呼吸症候群の方は、自律神経の乱れにより脳の血管がスパズム(れんしゅく)を起こし、血流が悪くなったりします。また、普段まったく運動していない人も脳虚血性病変を呈しやすいです。60歳以上の方でも脳がキレイな人の多くは、よく運動をしていますし、睡眠もよくとっている印象があります」(知久先生)

脳ドックによって何らかの異常が見つかったとき、その進行状況次第で治療法は異なります。
「早い段階で見つかれば、まずはライフスタイルの見直しから。健康診断で数値が悪くても放置しておく人がほとんどだと思いますが、脳ドックで異常が見つかると、ほとんどの患者さんは心配になりその後に受診されます。脳の病気は怖いという危機感があるのでしょう。だからこそ、ライフスタイルの見直しもしっかりと進められることが多いです。生活習慣病の人はその原因を調べ、タバコを吸っている方には禁煙を進め、疾病になる前の “未病”の概念を伝えます。脳血管疾患や心血管疾患の有無を判断することにより、死因となりうる病気の約60%以上を事前にチェックでき、その結果、健康寿命をのばすことができるのです」(知久先生)

受けるべき頻度は年齢によってさまざま

受けるべき頻度は年齢によってさまざま

ここまで聞くといいことばかりの脳ドックですが、大きなネックとなるのが「費用」です。1回あたり3万円程度が目安で、高いところでは8~10万円かかる場合もあるといいます。また、「なかなか予約が取れない」「待ち時間が長い」といった声も多く、多忙なビジネスパーソンにとってハードルが高いのが現実でした。
しかし、メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニックでは、WEB上で予約から決済までを行い、問診表も受診前に済ませることができます。さらに診断結果もWEBで見ることができるので時間短縮になり、待ち時間が少なく30分以内で脳ドッグを受けることが可能です。

 

平日や仕事の合間に受けることもできるので、ビジネスパーソンも多く訪れているそうです。
また、2台の最新MRI機器で1時間に最大8人まで検査できることで、1回17,500円というリーズナブルな価格設定を実現しています。
脳ドックを受けるべき頻度は、20~30代の若い人で異常が見つからなければ、5年に1回程度が目安になります。しかし、ライフスタイルが悪い方や異常所見がある方、喫煙歴がある方は2~3年に1回を目安に受けましょう。さらに高リスクな人は1年に1回と定期的に行うことをおすすめします。
ただし、心臓のペースメーカーなど身体の中に磁気に反応する金属が入っている方や妊娠中の方は受けられないことがあります。入れ墨やアートメイクが入っている方は火傷のリスクがあるなどの注意点がありますので、予約の前に確認するといいでしょう。

知久 正明

この記事の監修

知久 正明(ちく・まさあき)

メディカルチェックスタジオ東京銀座クリニック 院長・医学博士
病気になる前に治すという『未病』を理念に掲げていきます。循環器内科分野では心臓病だけでなく血管病まで診られる最新の医療機器を備えたバスキュラーラボで、『病気より患者さんを診る』を基本として診療しています。

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