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「寝不足?」と聞かれることが増えた

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脇坂 長興

日本形成外科学会専門医/麻酔科標榜医

脇坂 長興(わきさか ながおき)

症状

昨日はちゃんと寝たはずなのに、「寝不足?」と聞かれた。十分に休養をとっているのに、目の下のクマが消えてくれない。コンシーラーでカバーしようとしても上手くカバーできなくなってきた。

こんな症状が現れ始めたら、目元のエイジングサインです。

原因
あなたのクマはどのタイプ?

クマには主に青クマ・黒クマ・茶クマの3種類があります。それぞれのクマのできる原因を解説します。

クマの種類(1)青クマのできる原因

青クマは疲れや睡眠不足、ストレスの蓄積などによってできます。その正体は、疲れやストレスなどからくる血行不良です。
目の周りには、目を動かすための血液が集中しています。目の周りが血行不良を起こし、血液中の酸素濃度が低下。その結果、血液の色が暗く濃い色になり、毛細血管のうっ血が透けて見えることでクマになります。
青グマは血液のうっ滞なので、ひっぱってみると多少薄く見える、という特徴があります。

クマの種類(2)黒クマのできる原因

黒クマは、生来の骨格や、加齢に伴って起こる目の下の皮膚のたるみによって、目の周りが影になって見えるものです。そのため、「たるみクマ」とも呼ばれます。
皮膚のたるみは、コラーゲンや皮下脂肪の減少のほか、塩分や糖分の多い食事や多量の飲酒など、いわゆる食生活の乱れが遠因にもなります。
鏡を持ち、顔を天井へ向けてクマが薄くなるか試し、薄くなれば、それは黒グマと考えていいでしょう。

クマの種類(3)茶クマのできる原因

普段からアイメイクを入念に行っていたり、目を頻繁にこすったりすると角質がごわつき、皮膚にメラニン色素が沈着しやすくなります。
アイメイクをしても入念にクレンジングしていれば問題はありませんが、クレンジングをおろそかにしていると、メイクが目の周りに残りっぱなしの状態が続きます。目の周囲の皮膚は薄いので、目の下にメラニン色素が沈着し、茶色いクマになるのです。
茶グマは、ひっぱっても上を向いても薄くなりませんし、また、寝不足で濃くなるということもありません。

放っておくと…
黒グマと茶グマにご用心!

血行を改善することで比較的簡単に薄くなる青グマに対して、黒グマや茶グマは一度症状が現れるとなかなか治りません。放っておくとどんどんクマが濃くなってしまうので注意が必要です。

対策
タイプ別ケアをご紹介!

[1] 青グマ

コラーゲンを増やすお手入れで、皮膚の厚みを増しましょう。また、冷たいものを控え適度に運動をして血行不良を改善しましょう。血行を悪くするタバコは論外です。血行改善には、シャワーですませず毎日湯船につかるとか、顔を温めたり冷やしたりを繰り返すことも効果的。また、青グマはコンシーラーで上手にカバーすると目立たなくなります。あまりに気になる時は、メイクで隠してしまいましょう。

[2] 黒グマ

黒グマの対策方法はたるみの悪化を防ぐこと。コラーゲンを増やすためのマッサージが効果的です。むくみ体質の人は、冷たい飲み物や塩分を控えましょう。黒グマは、なかなか改善しにくいものですが、どうしても直ぐにくまをとりたい場合は、美容外科で目の下のたるみとり手術やヒアルロン酸注入を受けることもできます。

[3] 茶グマ

茶グマの原因であるシミは、メラニン色素なので、ふつうのシミと同様のお手入れをしていきます。厚くなった角質( 角質肥厚 ) には、ピーリングがよいといわれています。その際、最も大切なのは、目の周りをこすらないこと。間違ったマッサージも色素沈着の原因になりますので、正しいマッサージ方法を守るようにしましょう。
また、かゆみがある場合は、皮膚科に相談することをおすすめします。

タイプ別ケアをご紹介!

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脇坂 長興

この記事の監修

日本形成外科学会専門医/麻酔科標榜医

日本形成外科学会専門医/麻酔科標榜医/日本美容医療協会会員/特定非営利活動法人F.M.L.理事/医療法人 翠奏会理事長/聖マリアンナ医科大学幹細胞再生医学寄附講座講師

脇坂 長興(わきさか ながおき)

1962年生まれ。聖マリアンナ医科大学医学部卒業。
同大学病院の形成外科で skin rejuvenationを研究。
方法論よりも患者様が一番良くなる治療を提供することが 形成外科医の使命であると考えている。

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