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ストレスフルな春を乗り切る、3つの薬膳食材

春は五臓でいう「肝」の働きが活発な季節であり、「肝」は全身の気と血の巡りをコントロールする場所だといわれています。この「肝」の働きをアップさせる薬膳食材をコンスタントに取り入れて、ストレスフルな春を元気に乗り切りましょう!

 

 

 

そもそも薬膳とは?

そもそも薬膳とは?

中医学には「人間は自然界の循環の中で生きているため、その変化に沿って生きることで健康的なからだを保つことができる」という思想があります。
この考えをもとに、季節や体調に合わせて食材を選んでつくる料理、それが「薬膳」です。日々の食事をとおして不調を改善し、健康的なからだづくりを目指していくというものです。

言葉の響きやイメージから、なんとなく「めんどくさそう」「マニアックな知識がないと実践できないのでは」と思われがちですが、そんなことはありません。普段からキッチンに蓄えている常備野菜の中にも立派な薬膳食材があります。自分のお悩みを改善する食材を知り、上手に取り入れていけば、仕事の合間のランチや歓送迎会のおつまみだって、あなたのからだを健やかに導く薬膳レシピになるのです。

からだは季節に「肝」が弱る春

それぞれの季節は気候だけでなく、「五臓」にも直接的に影響を与えています。「五臓」とは、健やかな体を支える5つの柱のようなもので「肝」「心」「脾」「肺」「腎」から成り立ちます。

「肝」は春に、「心」は夏に、「脾」は長夏(旧暦の6月)に、「肺」は秋に、「腎」は冬に活発になるため、それぞれの季節のからだのバランスをとる食材を取り入れることで、すこやかなからだを保ちやすくなります。

「肝」は血の海とも呼ばれる血の貯蔵庫であり、気を全身に巡らせ心身をのびやかにするようサポートしてくれる生命エネルギーの貯蔵庫でもあります。春は慣れない環境や新しい人付き合いで疲れがたまるときだからこそ、「肝」を養生する食材を意識して摂取することが大切です。

「肝」が弱る春に必要な薬膳食材は?

「肝」は怒りやストレスなど感情の影響を受けやすく、全身の気を調節する作用を低下させます。イライラや怒りっぽくなったり、憂うつ感といった不調が現れるようになります。

また、陽気になり、血の巡りが良くなると「肝」の働きが活発になるため消化器系の不調や疲労感も起こりがちです。生物や冷たい食べ物は避け、刺激物や高脂肪の食材は食べ過ぎないよう注意しましょう。一方、野菜がもつ甘みは、消化器官を元気にしてくれるので積極的に取り入れましょう。

さらに、「肝」を補う酸味の食材もプラスすると◎。酸味は肝や胆だけでなく眼や筋を滋養する作用もあるので、梅干し、レモン、酢、ザクロ、夏みかんなどを食材や薬味として使うと不調が改善されやすくなります。

「肝」の働きを補う、おすすめ食材3選

「肝」の働きを補う、おすすめ食材3選

それでは、春の不調に負けないからだをつくる「肝」パワーアップ食材をご紹介。どれもスーパーやコンビニ、外食でも手に入りやすいものなのでどんどん取り入れましょう!

新生活に疲れたら「イカ」

肝の働きを補うイカ。疲労回復や老化予防に効果が期待できます。増血作用が高いため、婦人科系トラブルの改善にも役立つといわれています。これと同じような効果が期待できる食材にアボカドが挙がり、パワーチャージが可能です。

イライラ解消!「セロリ」

独特な香りや苦味成分には、肝にこもった熱や上がった気を降ろし、血圧を下げて精神をおだやかに促す作用が期待できます。イライラ解消だけでなく春の不眠もサポートしてくれるので積極的に摂取しましょう。セロリ以外に、ミントやゆずにも緊張やストレスをやわらげる効果があるといわれています。

情緒不安定になったら 菜の花

肝の機能を高める菜の花。目の充血やめまいといったからだの不調だけでなく、自律神経のバランスを整える作用も優秀です。精神を安定させるアサリやジャスミン茶にも似たような作用が期待できます。

どうせ食べるなら、美味しく賢く。「肝」パワーアップ食材で春の不調を吹き飛ばしましょう!

 

(文・坂井七緒美)

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