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最近、朝勃ちの回数が減ってきた

1.症状

朝勃ちをする頻度が少なくなった。十分に勃起しないことがある。勃起している時間が短くなった等の症状を感じたら、中高年以降の男性特有の悩み、勃起障害(ED)のエイジングサインかもしれません。

 

2.原因

動脈が十分に開かない?

男性の陰茎は、性的刺激を受けると血管が開き、血液が流れ込みます。その血液を海綿体というスポンジのような組織が吸い込み、膨張して硬くなるのが勃起です。この時、動脈が十分に開かないと流れ込む血液の量が少なく、勃起も不十分な状態になります。

健康な男性は、眠っている間、性的刺激に関係なく定期的に勃起をします。この勃起は浅い眠りの時におこります。その際に目が覚めるのが、朝勃ちという現象です。

朝勃ちが少なくなったり、勃起が不十分だと感じ始めた人は、陰茎の動脈の開き方が不十分でスポンジに十分な血液が送られていない可能性があります。年をとって血管の収縮力が低下し、陰茎部の血管で動脈硬化が起きてるのかも。

 

3.放っておくと…

EDは動脈硬化の前兆!?

陰茎を通る動脈は、体の中で一番細い血管です。この血管が十分に機能しなくなった場合、全身の血管で同じような不調が起き始めている危険性があります。そんな状態を放置すると、全身の血管で動脈硬化が進み、糖尿病や高血圧、高脂血症、心血管障害、脳血管障害など血液循環に関連する生活習慣病を引き起こすことも考えられます。

 

4.対策

根菜類でパワーアップ

山芋、レンコン等の根菜類に多く含まれる「アルギニン」や、オイスター、抹茶、煎茶などに多く含まれる「亜鉛」をとるようにしましょう。これらの栄養素は、脳内にある勃起中枢に直接作用し、陰茎の血管を拡張させたり、スポンジが血液を保持するのを助ける働きがあります。

 

セルフチェックでできること

[1] スタンプテスト

就寝時にペニスに一つながりの切手を巻いて貼っておき、起床時にそれが切れているかどうかをみるテストがあります。勃起の際には切手の切れ目程度は容易にちぎれるからです。

[2] 勃起硬度測定評価(EHS)

勃起時の硬さによってEDの可能性を計ることができます。勃起時の陰茎の硬さがりんご、グレープフルーツ、みかん、こんにゃくのどれに当てはまるのかセルフチェックをして、EDの心配があれば専門医に相談することをおすすめします。

 

 

久末 伸一

この記事の監修

久末 伸一(ひさすえ しんいち)

メンズヘルスクリニック東京(旧城西クリニック) メンズヘルス外来担当医、順天堂大学医学部泌尿器科学講座准教授
日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本性機能学会専門医・評議員、日本Men’s Health医学会評議員等。

1995年札幌医科大学医学部卒業、同泌尿器科医局入局。Massachusetts大学博士研究員、
神経内分泌センター博士研究員、札幌医科大学付属病院助教、帝京大学医学部泌尿器科講師などを経て現在に至る。

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