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最近、ときめくような恋をしていない

1.症状

シングル女性が珍しくない現代、ときめきは薄れゆく?

生活力があり、気の合う仲間がいれば、女性もひとりでも生きていける現代。その分、大恋愛でもしなければ、結婚へのモチベーションが高まらない……。と、理想が高くなっているのかも? バレンタインだって、珍しいチョコが手に入るから、自分へのご褒美に購入するイベントへと様変わり。このように、あまり恋愛に積極的になれないシングル女性が急増しているようです。

 

2.原因

現在、女性の10人に1人が生涯独身に

生涯未婚率とは、『45~49歳』と『50~54歳』未婚率の平均値から、『50歳時』の未婚率(結婚したことのない人の割合)を算出したもの。これは、生涯を通して未婚である人の割合を示すものではありません。しかし、50歳で未婚の人は、将来的にも結婚する予定がないと考えることもできるため、生涯独身でいる人がそのくらいいるかを示す統計指標として使われています。

国勢調査での報告によると、2010年の生涯未婚率は男性が20.14%、女性は10.61%でした。男性の5人に1人、女性の10人に1人が生涯独身ということになり、晩婚化より未婚化が年々上昇。さらに、35歳過ぎて結婚できた男性はわずか3%、女性は2%という衝撃的な調査結果が!(右表) このような現実を見ると、異性へのときめきが薄れつつあるというのも納得です。

 

3.放っておくと…

女性特有の見た目の若々しさが減少してしまうかも!?

エストロゲンは、女性らしい曲線のあるボディラインや、肌のなめらかさなど、若さと美しさを司っているホルモン。けれど、30代後半から年々減少していきます(下図参照)。しかも、35歳過ぎてから結婚できる女性はわずか2%。ときめきのない生活を送っていると、エストロゲンの減少が早まり、若々しさが減りやすくなってしまうかもしれません。

4.対策

何年も恋愛から遠ざかっていると、今すぐときめくような恋をしよう! と思っても、なかなか難しいかもしれません。まずは、ときめき体質を取り戻すために、こんな方法はいかがでしょう?

恋をするからキレイになるのではなく、ときめくからキレイになる!

女性は「恋をするとキレイになる」といわれています。それは、ときめきが女性ホルモンの分泌を活性化しているから。ときめくと、脳内の神経伝達物質であるドーパミンが増えてきます。ドーパミンは快感を呼ぶ物質。脳内を幸せで満ちると、エストロゲンの分泌が促されるのです。恋をするからキレイになるのではなく、ときめくからキレイで若々しくいられるという仕組み。

植物を育てて実や花をつける達成感を味わったり、趣味に没頭したり、ペットに愛情を注いだりすると、ドーパミンのいい影響を受けることができるのです。このように、幸せを感じやすい状態にしておくと、身近にいるやさしい男性の存在に、気づきやすくなるかもしれません。

恋したときの高揚感を、疑似体験する

恋をすると、脳内の神経伝達物質であるPEAが大量に分泌されます。これは、恋したときのドキドキするような高揚感に。PEAは、目で見えるものに反応して分泌するので、好みの俳優やアイドルのポスターを部屋に貼ったり、コンサートに行くことでも、同じようなドキドキ感を得られます。恋愛小説や恋愛映画でもPEAは発生。

また、チョコレートやチーズ、赤ワインにはPEAが多く含まれています。古来より、チョコレートは媚薬であるといわれてきたのは、PEAの作用だと考えられます。これらを日常的に適量摂取することで、恋しやすい体質をなる可能性が。チョコレートは、カカオ含有量70%以上のものを選ぶといいでしょう。バレンタインに自分へのご褒美チョコを買うのは、あながち間違ってはいないのです。上質なチョコを食べて高揚感を促すようにすると、恋に落ちやすい体質に取り戻せるかもしれません。

ときめき体質をつくるため、冬場は意識して朝日を浴びよう

不規則な生活をしていると、また、加齢によりエストロゲンやドーパミンが減ってしまいます。ときめき体質をつくるためにも、規則正しい生活が大切。早寝早起きし、朝日を浴びることで気持ちも晴れやかに1日がスタートできるのです。特に冬場は、意識して朝日を浴びましょう。日照時間の少ない北欧では、うつ病の発症が多いというエビデンスもあるほど。陽の光は精神にいい作用をもたらします。

更年期のフライトプランを把握して

そうはいっても、生涯未婚率の指標年齢である50歳前後で、すべての事にときめきを感じなくなったら……。それは更年期症状が原因であることも考えられます。閉経時期には個人差がありますが、平均的には50歳前後。クリニックで自分の女性ホルモン値を調べ、更年期症状がどんな状態で起こるものなのか、把握しておくといいでしょう。突然、乱気流(更年期障害)に巻き込まれて着陸(閉経)を不時着するより、どんな雲(トラブル)を回避すればソフトランディングできるのか。更年期のフライトプランを立てておくと、ときめきがなくても精神的に安定していられるのです。

 

 

小林 一広

この記事の監修

小林 一広(こばやし かずひろ)

精神保健指定医/医学博士/医療法人社団ウェルエイジング理事長/メンズヘルスクリニック東京(旧城西クリニック)院長
北里大学医学部卒業、同大学病院にてメンタルヘルスを中心とする医療に従事。頭髪医療は精神面からの医療が必要であるという思いから医療法人社団 メンズヘルスクリニック東京を開設。精神科医としての経験を生かしながら、心身両面からの頭髪治療に力を注いでいる。

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