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駆け込み乗車をしたら、いつまでも息がゼエゼエして恥ずかしい思いをした

1.症状

呼吸が早くなり、
ドキドキがおさまらない

駆け込み乗車をしたら、いつまでも息がゼエゼエハアハアして恥ずかしい思いをした。駅まで少し走っただけで息が上がる。ちょっとした運動をしただけで息切れ。そんな症状に気付いたら、それは肺のエイジングサインかもしれません。

2.原因

肺機能のピークは25歳!?

肺は、肺胞という小さな袋が集まったぶどうのような構造をしています。肺胞の周囲には、毛細血管が張り巡らされていて、酸素と二酸化炭素のガス交換が常に行われています。

肺機能は男女とも25歳頃がピークといわれ、それを過ぎると、肺胞の伸縮する力が徐々に弱くなって、効率が悪くなります。すると、酸素と二酸化炭素の交換が十分に行われなくなり、息切れを起こすようになります。特に、大量の酸素が必要になる運動時に息切れは起こりやすくなります。

 

3.放っておくと…

喫煙者は要注意!

たかが息切れと放っておくと、肺胞のダメージが進んで肺気腫に進展してしまうかも!肺気腫になると、せきや痰といった症状が現れるだけでなく、ただ平地を歩いている時や、安静にしている時にも息苦しさを感じるようになってしまいます。

特に、肺気腫は喫煙と強い関係があり、発症している患者の8割以上は喫煙者といわれています。肺気腫は、一度進行したら治らない病気といわれていますから、心当たりのある人は早めに病院で診察を受ける事をオススメします。喫煙は肺癌の最大の危険因子です。

 

 

4.対策

禁煙は絶対条件!

先程も述べましたが、肺気腫を発症している患者の8割以上は喫煙者といわれています。肺気腫の予防には、禁煙は絶対条件!ひとりではなかなかやめられないという方は、2006年4月から一部の施設で禁煙治療が保険適用になっていますから、是非病院に足を運んでみてください。

 

腹式呼吸で肺を鍛える!

息切れを感じ始めたら、「腹式呼吸」で呼吸を整える習慣を付け、肺機能を維持できる様に鍛えましょう。やり方は簡単。いつもの肺呼吸ではなく、胸とお腹の間にある「横隔膜」を意識的に動かしながら呼吸をします。

息を吸ったときにお腹を膨らませ、息を吐いたときにお腹をへこませるイメージで、ゆっくりと深く呼吸をしましょう。呼吸は鼻から吸い込み、はくときは、口をすぼめて「フー」という音をさせながら、吸うときの3~5倍の時間をかけてゆっくりとはき出します。非常に簡単な方法ですので、思い出したらどこでも実践するようにしてみてください。

ちなみに、横隔膜は皆さんが大好きな焼き肉のハラミです。適度に運動した牛のハラミは柔らかくてとても美味しかったと思います。美味しいハラミを想像して呼吸法をマスターしてください。

 

 

井上 肇

この記事の監修

井上 肇(いのうえ はじめ)

聖マリアンナ医科大学 特任教授
星薬科大学薬学部卒、同大学院薬学研究科修了。聖マリアンナ医科大学・形成外科学教室内幹細胞再生医学(アンファー寄附)講座 特任教授及び講座代表。幹細胞を用いた再生医療研究、毛髪再生研究、食育からの生活習慣病の予防医学的研究、アンチエイジング研究を展開している。

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