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ストレスに負けない腸をつくる、ビフィズス菌の種類とは?

ストレスに負けない腸をつくる、ビフィズス菌の種類とは?

腸内環境は、ストレスで大きく変わる。そのことを、みなさんも体感なさっていると思います。私も、過度なストレスがかかると便秘気味になることがありまして……。腸内細菌のバランスが崩れたからかな? と思っていましたが、詳しいことは知らず終い。

そんなとき、グルコ乳業主催『おなかで増えるビフィズス菌で“腸元気”生活をはじめよう!』という、プレス向けランチョンセミナーのお誘いが。ランチも興味津々だったので、ウキウキと聴講してまいりました。

おなかで増えるビフィズス菌で“腸元気”生活をはじめよう!
セミナー会場でサーブされたのは、お洒落なワンプレートランチ♪ ホタテとイチゴのカルパッチョ仕立て(フランボアーズとストロベリーヨーグルトソース)、タンドリーチキンのヨーグルト煮込み、サラダにはフレンチヨーグルトドレッシングがかかっていました。ヨーグルトを調味料として使うと、クリーミーな味わいで料理に深みを出しつつ、ほんのりとした酸味が食欲をそそりますね!

グリコ乳業“朝食プロバイオティクスヨーグルトBifiX(ビフィックス)マイルドプレーン”(フランボアーズソース添え)
そして、デザートは、グリコ乳業“朝食プロバイオティクスヨーグルトBifiX(ビフィックス)マイルドプレーン”(フランボアーズソース添え)。ほんのりとした甘みで、クリームのようにマイルドな美味しさ。そして、口の中ではツルっとなめらかな食感を楽しめました。

お食事をいただきながら聴講したのは『日常に潜むビフィズス菌減少ファクター』と『おなかで増えるビフィズス菌「BifiX」とは?』。講師は京都府立大学大学院生命環境科学研究科長 教授 牛田一成(うしだ・かずなり)先生。研究分野は、腸内細菌学や栄養生理学です。

ストレスと菌の関係「腸は、ストレスの症状が出やすい部位。ストレスにより、腸管出血性大腸炎(O157など)の毒素が活性化することがわかっています。ストレス状態(交感神経優位)時のアドレナリン(副腎皮質から分泌されるホルモンであり、神経伝達物質)と、腸管出血性大腸炎の病原菌は、分子構造がそっくり。ストレスによってアドレナリンが増えると、同種である大腸菌の生産も増やしてしまう、という現象が起きるのです。それで、お腹の調子が悪くなるんですね。

そして、ストレスが高まると、口腔内で毒素をつくるような病原性のバクテリアも、著しく増加することが知られています。緊張すると口臭が強くなるのはそのため」(牛田先生)

また、腸は“第2の脳”といわれていること、みなさんもお聞きになったことがあると思います。腸内の信号が脳に伝達して、神経系の発達や機能に深く関与し、また、脳の信号が腸へ伝達し、ストレスが腸内環境に影響する要因に。すなわち、腸と脳は“双方向のネットワーク”を形成していることがわかってきたのです。

「100~200兆個あるヒトの腸内細菌のうち、10%くらいをビフィズス菌が占めています。それほど、人間にとってビフィズス菌はメジャーなバクテリア。腸内環境が良いときは、ビフィズス菌を代表とする善玉菌が増え、腸内環境が悪化しているときは、ウェルシュ菌を代表とする悪玉菌が増えている状態。日々の様々なストレスが腸内環境に影響を与え、ビフィズス菌を減少させていることが解明されています」(牛田先生)

現在、47種類のビフィズス菌が見つかっていて、ヒトの腸内で検出されるビフィズス菌は、そのうち10種類程度。人間にも個性があるように、ビフィズス菌も種類によって、性質や機能が異なるといいます。
ビフィズス菌「BifiX(GCL2505株)」の特徴「ビフィズス菌GCL2505株である“BifiX”、“その他のビフィズス菌”、“乳酸菌”を含む各飲料を毎日摂取したデータがあります。そして、排泄物中のビフィズス菌を測定した結果、“その他のビフィズス菌”、“乳酸菌”共に、摂取3日後ではあまり増加が見られなかったのに対し、“BifiX”は摂取3日後で2倍以上の増加が見られました。このことから、GCL2505株のBifiXは、お腹の中で増えるビフィズス菌だと考えられています」(牛田先生)
ビフィズス菌「BifiX(GCL2505株)」の特徴
さらに、牛田先生のご研究で、ビフィズス菌GCL2505株であるBifiXを摂取すると、酢酸、酪酸、プロピオン酸という有機酸が、多く生成されることが明らかに。

「大腸内でBifiXが増加すると、その過程で酢酸と乳酸を生成します。そして、酢酸と乳酸は、酪酸に変化。さらに、乳酸はプロピオン酸に変化。これが繰り返されることで、大腸内に有機酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸)が増加します。有機酸(酢酸・酪酸・プロピオン酸)の働き
酢酸には殺菌作用があり、悪玉菌を退治する働きが。酪酸は大腸がんの予防に。プロピオン酸は、腸内のエネルギー源と、悪玉菌の増殖を抑える静菌作用、腸管バリア機能改善の働きがあるのです」(牛田先生)

ストレスで減少するビフィズス菌を、お腹の中で増殖してくれるBifiXは、頼もしい存在ですね。しかも、腸の健康を維持する有機酸も生成するので、エイジングケアにピッタリ!フルーツタイプ
私もストレスで腸内環境が変わりやすいので、このセミナー後、毎日“朝食プロバイオティクスヨーグルトBifiX”を食べております。すると、ストレス過多の多忙な日々でも、お通じが快調に! 自分でも、腸の蠕動(ぜんどう)運動が活発になっているのがわかるほどです。しかも、食べ続けて1週間ほど経ったら、弱かった爪も丈夫になってきました。きっと私、タンパク質が足りていなかったのですね……。美味しく食べて、ストレスに負けない腸をつくるBifiX。スーパーでの、私の定番買い物リストに登録決定です!

グリコ乳業 朝食プロバイオティクスヨーグルトBifiX(ビフィックス)

美容ジャーナリスト 藤田麻弥取材・文/美容ジャーナリスト 藤田麻弥

【プロフィール】
雑誌やWebにて、美容と健康に関する記事を執筆。化粧品のマーケティングや開発のアドバイス、広告のコピーも手がける。エビデンスのある情報を伝えるため、日本抗加齢医学会や日本香粧品学会を始め、多くの学会やセミナーを聴講。自身もアンチエイジングに関するセミナーの企画・コーディネートを務める。著書に『すぐわかる! 今日からできる! 美肌スキンケア』(学研パブリッシング)がある。

【最近のハマりもの!】
蒸し暑く、汗の臭いが気になる季節になってきました。当サイトの連載エイジンングサイン『ニオう汗を、昔のような“サラサラ汗”に戻すには?』でも書きましたように、ヨーグルトは汗臭さの解消にもお役立ち♪ 腸内にある悪玉菌は、動物性タンパク質(特に牛肉)を栄養にして臭い成分をつくり出し、その臭いが汗にも……。ですから、お肉料理を食べた後は、デザートとしてヨーグルトを食べるようにしています。

 

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